一般的なクレジットカードに比べて審査が厳しいとされるアメリカン・エキスプレス・カード。しかし、最近ではその基準もそこまでは厳しくないというウワサもあります。
そこで、アメリカン・エキスプレス・カード、アメリカン・エキスプレス・ゴールドカード、それぞれの審査基準をまとめてみました。
まず、一般的なクレジットカードの審査についてですが、おおまかな基準はこんな感じです。
これらの点について、年齢、勤務先の規模、勤続年数、職種、年収、居住年数、住居の形態、家族構成などチェックして審査が行われることになります。
当然、会社の規模が大きくて年収が多い人の方が有利。勤続年数も長い方が審査に通りやすいです。公務員のような公的機関で働いている人は、さらに有利になります。
その他、重要なチェック項目とされるのが、過去の支払い履歴や借り入れの状況。過去にカードの支払いが遅れたり、滞ってしまったことがある人なんかは審査はほぼ通りません。借金がある人の場合も通りにくくなります。
個人のクレジットカードの利用履歴やカードローン、消費者金融からの借入額などの情報というのは、「個人信用情報センター」というところにすべて記録されていて一括管理されています。個人信用情報センターにはカード支払いの延滞や自己破産、債務整理といった金融事故情報も記録されていて、各カード会社は審査の際にここに照会を行なうんですね。
その為、申し込みをしたカード会社に対して事故がなくても、他のカード会社に対して事故があれば、すぐバレてしまい審査が通らないということになる訳です。
カードの支払日までに銀行口座に入金をし忘れていて、引き落としができなかった場合、すぐに支払ったとしても、遅延に扱いになってその情報は信用情報センターに記録されます。それでもすぐ支払いをすれば問題はないですが、3ヶ月以上、遅延の状態を放置しておくと「事故」として登録されてしまうので注意しましょう。
ちなみにこの情報はクレジットヒストリーと呼ばれていて、過去5年間分が記録されています。実はこの情報、自分でも閲覧することができるんですね。必要書類と手数料を郵送することで開示報告書を返送してもらえるので、心配な人はぜひ申請してみてはいかがでしょうか。
アメックスの場合、グリーン、ゴールドとも審査の基準は上記と同じですが、それぞれの項目に対して下記のような基準があります。(年収、勤続年数については公開されていないので推定です。)
グリーン | ゴールド | |
---|---|---|
年齢 | 20歳以上 | 25歳以上 |
居住 | 日本国内に定住所がある | 日本国内に定住所がある |
仕事 | 日本国内で定職、定収入がある(パート、アルバイト不可) | 日本国内で定職、定収入がある(パート、アルバイト不可) |
年収 | 300万以上 | 400万〜500万以上 |
勤続年数 | 3年以上 | 5年以上 |
遅延 | クレジットやローンで延滞がない | クレジットやローンで延滞がない |
年収と勤続年数についてはおおよそです。年収が足りなくても年齢が若くて大企業で働いていれば通ることもありますし、逆に年収がたくさんあっても個人事業主であれば通らない場合もあります。
ちなみにパートやアルバイトなどの非正規社員の場合は入会資格を満たしていないので、こちらは残念ですが審査は通りません。正社員であることが大前提になります。
厳しいと言われるアメックスですが、ちゃんとした企業で正社員として働いている人で、金融事故がなければほぼ審査は通ると思われます。
それでも不安と思う方は、ゴールドではなくてグリーンの方を申し込むのをオススメします。ゴールドの審査が落ちたからといってすぐグリーンを申し込んだりすると、信用がさらに悪くなるんですね。
なんでそんなにクレジットカードが必要なのかと不審がられてしまって、グリーンの審査も通らなくなってしまうんです。
逆に最初にグリーンを申し込んで審査が通れば、その後の使用実績によってゴールドへのインビテーションカードは以外とすぐ来るようなので、こちらの方がスムーズ。
審査で悩んでいる人は、ぜひアメックス・グリーンから始めてみましょう。